真っ白よりナチュラルな色が品がある?

真っ白よりナチュラルな色に染めてみよう

真っ白な布は、清潔感と清涼感があって好きです。
マスクとかシャツとかは、やっぱり白がいい。

と、思っていましたが、真っ白は失敗する場合があります。
例えば、シャツワンピース。
昨年、白のシャツワンピースを購入しました。
でも、私が着ると白衣を着た先生? の、ようになってしまいました。真っ白だったので。
きっと、若い人が着るとステキなんでしょうが。

そこで、紅茶で染めて、ナチュラルなキナリ色にしました。
しかし、現代の洗濯洗剤は、洗浄力がアップされていて、洗っているうちに色落ちしてしまいました。
なので、今年もう一度、染めることにしました。

紅茶と麦茶 染め

紅茶はコーヒーの次に、好きです。
リプトンさんによると、「紅茶に含まれるテアニンは、リラックス効果があり、集中力アップされ、”ひらめき”が生まれやすくなる」そうです。
“ひらめき”が欲しい私は、よく飲みます。
さらに、紅茶は、健康や美容にも良い効果があるとか。
紅茶の効果
なんか、もったいなくなってきた。
ああ、そういえば、昨年もそんなこと思って、飲んだ後のティーパックで染めた気がする。
ケチったから、あまり染まらなかったのか。
今回は、濃く染めたいからティーパック5個くらいは入れたい。
そんな時に限って2個しかない。
足りないから、麦茶いれちゃえ!
紅茶を煮出す
家にある一番大きな鍋でお湯を沸かして、紅茶と麦茶を入れて15分位煮出しました。
シャツワンピを染める
紅茶と麦茶を取り出してから、焼きみょうばんをスプーン1杯入れ、綿100%のシャツワンピースを入れて染めました。
品よく染まったシャツワンピ紅茶だけでなく麦茶をいれてで染めると、茶系ベージュになりました。シャツワンピ着たところ

色止めには、みょうばん、酢、塩

洗っても、色が落ちないようにする色止めが必要です。
今回のシャツワンピースには「焼みょうばん」を使いました。
「みょうばん」は、、繊維と色素を結びつける役割があり、発色もよくなります。
焼きみょうばん
「焼みょうばん」は「みょうばん」を脱水・乾燥させたもので、少量で安価で手に入りやすいです。

昨年に染めた色が洗濯で落ちてしまいまったのは、色止めをしなかったから。
色止めには、「酢」が良いというは知っていたけど。
じゃあ、なんで酢を使わなかったの?
というのは、普通の酢がなかったから。
私の家にあったのは、リンゴ酢。
リンゴ酢
これは、果汁が入っているから、ベタベタするよね。色止めには使えない。
色止めには、普通の酢がいい。穀物酢とか米酢と呼ばれる酢。

もうひとつ家にあったのは、カンタン酢
カンタン酢
これも、砂糖が入っているから、色止めには不向き。

また、色止めには、塩も良いと聞きました。
岩塩も、いいのかな?
岩塩
塩に含まれるミネラルが繊維と色素を結びつける役割があるから、ナトリウム以外のミネラルが入っている岩塩も、色止めに使用していいみたいです。
調べてみると、岩塩や色のついた天然塩は、ナトリウム以外にマグネシウムやカリウムなどのミネラルが入っていから、精製塩より岩塩や天然塩を摂取するのが健康にもいいという情報もありました。
岩塩は、料理も美味しくして、さらに健康にいいなんてスゴイ!
なんか、もったいなくなってきた。
色止めには、安価な普通の塩(精製塩)でいい。

だんだん、本題からズレてしまいましたが、みょうばん、酢(砂糖や果汁が入っていない酢)、塩(精製塩、岩塩、天然塩)を入れると、色止めになるということです。

梅の枝 染め

なんで、普通の酢が無いのに、「焼きみょうばん」があったのかというと、梅の枝で染めた時に「焼きみょうばん」を使ったからです。
実家に梅の木があり、「梅切らぬ馬鹿」ということわざがあるように、梅は春に伸びすぎた枝を剪定します。
梅の枝でピンク色に染められるというのを聞き、切った枝をもらって染めてみました。

茶色の枝なのに、ほんとうにピンクに染まるの?
やはりこれは「焼きみょうばん」の発色効果が必要なんじゃないかと買いに行きました。
「焼きみょうばん」は、なすの漬物の色を良くしたり、レンコンの変色を防いだりするのにも使われるので、スーパーの食品売り場で売っていました。

梅の枝を煮出す
梅の枝で染めた布梅の枝の切り口は、少しピンク色でした。
ほんのりピンクベージュに染まりました。
梅の枝を細かく切ってから煮出したほうが、もっと色を抽出できて、もっとピンク色になったのでしょうが。。。
実家からもらった梅の枝は、剪定してから時間が経っていたため、乾燥していて固く、なかなか切れなかったのです。
梅の枝を切る時は軍手をしよう切っている途中に指に血豆ができてしまって、細かく切るのを断念しました。

梅の枝染めは、よく切れるハサミと軍手を用意してから、また来年に、再チャレンジします!